全18点展示

増毛劇場は大正5年に甲谷清蔵氏が「増毛座」として設立しました。

芝居・浪曲・娘義太夫・漫才・レビュー(洋舞)などの他、マジックショーなども上演され人気を集めました。 その頃は回り部隊にせり出しなど大がかりな装置がある舞台で客席は畳敷きでした。昭和21年には長谷川一夫が公演し、高価な入場料にもかかわらず連日多くの町民が詰めかけました。

 

映画を一般の人が観るようになったのは大正末頃からでした。弁士付きの映写機が廻ってきて週二回程興業し、地元の人達も好きな人は頼んで短いセリフをやらせてもらうといった和気あいあいとした空気だったようです。


東宝映画「ジャコマンと鉄」(昭和28年、谷口千吉監督、三船敏郎・月形竜之介主演)は増毛を舞台に撮影され、地元ロケの興味も手伝って人気を拍し、昼夜三回興業がことごとく満員で、一日の入場者が1,500余名に達しました。

当時はイス席で一階・二階合わせると530席あり、立見も入れると一度に600人以上の観客を収容することができました。

「君の名は」(昭和28年、大庭秀雄監督、岸恵子・佐田啓二主演)や「愛染かつら」(昭和29年、木村恵吾監督、京町子・鶴田浩二主演)も立見がでる程の人気でした。

映画の最盛期は昭和35年頃のようでした。


増毛劇場は、園芸・映画上映の他、市民活動の発売の場としても多く使われていました。

学芸会や踊り・ピアノの発表会が行われ、町民の中には劇場の舞台に立ってスポットライトをあびた経験のある方も多いと思います。

 

昭和48年、惜しまれつつも増毛劇場は閉館となり、現在跡地には甲谷商店と町立増毛診療所が建っております。


展示映画ポスター一覧
喜劇映画 1 クレージーのぶちゃむくれ大発見 青春映画 8 初恋宣言 子供・妖怪映画 15 東映ちびっこまつり
2 喜劇 婚前旅行 9 フレッシュマン若大将 宇宙大作戦
3 喜劇 駅前桟橋 10 小さなスナック 河童の三平妖怪大作戦
4 でっかいでっかい野郎 11 燃える大陸 ピノキオの宇宙大冒険
5 喜劇 度胸一番 企業協賛映画 12 超高層のあけぼの 16 ガメラ対大悪獣ギロン
6 コント55号 世紀の大弱点 13 荒い海 17 妖怪大戦争
7 ドリフターズですよ!冒険・冒険また冒険 14 富士山頂 18 東海道お化け道中